ステンレス加工が難しと言われる理由について
ステンレス加工は、金属加工の中でも特に難易度が高いとされています。
ここでは、その理由を解説しています。
◇強い力が加わると硬くなるため
ステンレスは「加工硬化」と呼ばれる特性を持ち、一定以上の力が加わると硬くなり、元に戻りづらくなります。
加工硬化が進むと、金属は変形してもその状態が固定され、元に戻すことはほぼ不可能です。これにより製品として使用できなくなるため、無駄が生じてしまいます。
特にオーステナイトやセミオーステナイトステンレスは、加工硬化しやすい特徴を持っています。
◇熱伝導率が低いため
ステンレスは熱伝導率が低いため、加工時に発生した熱が切削工具に溜まりやすく、工具の破損を引き起こすリスクがあります。
また、切削抵抗が大きくなることでさらに加工熱が発生し、工具破損やステンレスの歪みを招き、切削加工が難しくなります。
工具の破損リスクを減らすためには、ドリル選定が重要で、ステップ回数を最小限に抑えたり、ノンステップ切削を行うことで工具への負担を軽減できます。
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